歯磨きを毎日するように、入れ歯も毎日ていねいに洗わないと細菌が繁殖してニオイの原因になります。ニオイで済めば良い方で、歯茎の炎症を引き起こすと大変です。健康な身体で美味しくお食事をいただくためにも、入れ歯は毎日朝昼夕の毎食後、間食をした場合は間食後も洗っていただくのが理想的です。
洗い方としては、食後に入れ歯をはずして歯ブラシでこするのはNGです。必ず入れ歯専用ブラシか歯を磨くのとは別のやわらかめの歯ブラシで洗うようにして下さい。歯磨き粉の成分の研磨剤が歯ブラシに残っていて、入れ歯に細かい傷をつけてしまう可能性があるからです。傷がついた箇所には細菌がくっつきやすいのです。
入れ歯の汚れがひどく、気になる場合は、食器用の中性洗剤やハンドソープを少しつけて洗ってみましょう。その後、よく水ですすいで洗剤を洗い流して下さい。食器用の洗剤はお口の中に入れるスプーンやおはしを洗う洗剤なので心配ありません。
部分入れ歯はバネの部分に汚れがこびりつきやすいので、よく洗いましょう。入れ歯は、基本的に就寝中は外していただき、歯茎を休めて下さい。就寝時の保管方法として、入れ歯の洗浄剤の中につけておくことをおすすめします。よく水洗いしてから洗浄剤につけます。洗浄剤を切らしてしまった場合は、丁寧に洗って、十分な大きさの容器の中に水を満たし、入れ歯全体が浸かるようにして保管して下さい。熱湯に入れたり、乾燥させたりするとゆがんだりヒビ割れしたりするので、必ず常温の水を使って下さい。
よくあるケースは、虫歯になって歯の表面に穴が開き、神経がむき出しになった部分に冷たいものや酸味の強いものが触り、痛みとなって感じられる状態です。
一方で、冷たいものを口にふくんだ時、虫歯がないのに歯にズキーンと言う衝撃が走る経験をされたこともあるのではないでしょうか。これは、まさに、「知覚過敏」であり、正式には「象牙質知覚過敏症」という状態です。冷たいものを食べたり飲んだりしたときにズキンとするほどの強い衝撃でなくても、歯が浮くような違和感を感じたら、やはりそれは知覚過敏です。テレビで歯みがき剤のCMとして聞いたことがあると思いますが、どのような状態によって発症するのでしょうか。
この象牙質知覚過敏症は、歯ブラシの使い方が適切でないことが一因で、歯根(歯の根元の部分)がすり減ったり、歯周病などで歯ぐきがやせて下がったり、歯の根元が露出していたりする状態が根底にあります。
本来、健康な状態ならば歯肉の中に隠れている歯根が表面に露出し、毎日の歯磨き時にブラシングで削られて神経に刺激が伝わってしみるのです。
他にも、長年続く睡眠時の歯ぎしりや食いしばりで歯の一部が欠けてしまったり、根元の歯質がはがれてしまったりすることがあります。これも神経が露出し、冷たいものがしみる原因の一つです。
食事中や歯を磨いているときに歯がグラグラすることはありませんか。あるいは、舌で押すと歯がグラつく感覚があるという方もいらっしゃるかもしれません。「歯や歯ぐきが弱ってしまっているのかも?」、「抜歯しないといけないのかな?」と心配になりますよね。
セラミックのつめ物・かぶせ物は白くて自然に見えるため、見た目が気になる方からの希望が増えています。
一口にセラミックといっても、種類がいくつかあり、ハイブリッドセラミック、長石系セラミック、陶材、E-MAX、ジルコニアなどがあります。
それぞれにメリットとデメリットがありますが、中でも硬度の高さを誇っているのがジルコニアです。
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