しらかわブログ

知覚過敏はなぜなるの?

2023年10月30日 (月)

知覚過敏は歯に痛みを感じる原因の一つであり、虫歯と判断がつきにくいのが特徴です。主に冷たすぎるものを口に含んだときや冷たい風が歯にふれたときに痛みを感じやすく、進行すると歯ブラシの毛先の刺激でも痛むようになるため、注意しなくてはいけません。歯ブラシの毛先があてられなくなると虫歯になるだけでなく、周囲の歯の清掃状況まで悪くなる傾向にあります。しっかりと毛先をあてて磨けるようにあえて歯の神経を抜いて痛みを感じなくさせるケースもあり、その場合歯の寿命にも関わるため、悪化する前の対処や予防に力を入れることをおすすめしています。
知覚過敏は、主に「磨き圧が強いケース」と「神経の近くまで歯を削ったケース」「歯に細かなヒビが入っているケース」に分けられます。磨き圧が強いケースでは、しみ止めを塗って歯磨きの仕方を改善することで悪化を防げますが、虫歯が大きくて神経の近くまで歯を削ったケースでは改善が難しく、しみ止めが効かない場合も少なくありません。痛みが強すぎる場合は神経を抜く処置をご提案することもあります。また、歯に細かなヒビが入っているケースも歯をもとの状態に戻すことはできません。ヒビが入った原因(多くの場合は歯ぎしりや食いしばり)をなくして、悪化を防ぐ必要があります。
同じ知覚過敏であっても原因によって対処法は異なります。痛みを感じたら放置はせずに、一度歯科医院へご相談ください。


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カテゴリー: 豆知識

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