TCHとは、“Tooth Contacting Habit ”の略で歯牙接触癖のことです。歯牙接触癖とは、歯と歯の間を常に接触させたまま、あるいは必要以上に不要な力をかけてしまうことを言います。正常な安静位としては、2から3センチほど上・下の歯の間が空いていることです。常に上下の歯が接触していることで起こる悪影響としては、歯や歯周組織に負担がかかり、それが歯ぎしりや歯周病の原因となってしまいます。
また、長時間上下の歯が接触していることで、顎関節の痛み、それが頭痛にも繋がります。理由は、顔の筋肉と頭にある筋肉は繋がっているので、頭痛が起こります。さらには、ひどく悪化してしまうと顎関節症になるリスクが高まります。顎関節症は、治療方法がないので一度なってしまうと中々治りにくいです。
TCH、歯牙接触癖を治すためにはいくつかの方法があります。
1つ目は、マウスピース矯正です。マウスピースを使うことで、噛み合わせを正常な位置に戻すことができます。使用中は、歯牙接触を防ぐことができるので良いです。
2つ目は、矯正治療です。上下の噛み合わせが悪いことで深く当たってしまっている可能性があります。しかし、これを治療すると噛み合わせ調整することができ、歯牙接触癖改善に繋がります。
3つ目は、心理学療法です。日々のストレスが原因で、歯牙接触癖が起きている可能性があります。人は、日々ストレスを感じるとそれから守ろうと力を入れます。その力多くなると歯や歯周組織を破壊していくのでまずは、原因となるストレスを除去しましょう。
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