銀歯と聞くと銀だけで出来ているのだと思われがちですが、実際の銀歯の素材は金銀パラジウム合金というものです。
銀だけでなく金、パラジウム、銅など、複数の金属を混ぜた素材でできています。
加工はしやすいけど、金歯よりは劣化しやすく、アレルギーリスクもある銀歯。
保険適用で安いから皆銀歯を入れるけれど、安くて丈夫以外にあまり長所が無いのも事実。
実は負担費用が安いのは保険のお陰で、現在、パラジウムの価格が高騰中だとか。
何と、今年に入って3割以上も値上がりし、一時はあのプラチナの価格をも抜いたそうです。
その余波は勿論、パラジウムを用いる歯科業界にも及び、今月から金銀パラジウム合金の補綴物が若干値上がりしたほどです。
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クリーニングなどの予防処置は本当に効果があるのか疑問に思う方はいらっしゃるのではないでしょうか。
「歯磨きなら毎食後しているし、何も有料でやってもらわなくても……」という考えもあるかもしれません。
実際、定期的にPMTC(クリーニングとスケーリング)にお越しいただき、歯をきれいにされている方の歯は段々と汚れが付きにくくなることが多いのです。もちろん、そのような状態にある方はむし歯や歯周病は発生しません。
クリーニングにできて、歯磨きにできないことは以下です。
・高い清掃能力
・研磨
・歯石取り
この全てが歯をきれいに保つために大事です。
歯石取りは歯周病予防に欠かせませんし、汚れをしっかりと落とすことがむし歯・歯周病予防に欠かせません。
歯石は唾液と歯垢が混ざり合い、ミネラル成分によって石灰化することで発生します。
クリーニングで歯がツルツルになることで、汚れが付きにくくなると、歯石も発生しにくくなるのです。
そのためにはホームケアである歯磨きの質も大切です。
クリーニング、歯磨き指導共に当院、町田のしらかわ歯科クリニックで行っておりますので、気になる方はぜひご利用ください。
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歯磨き指導や検診の際に赤い液体を歯に付けられたことがある人は多いでしょう。
あの赤い液体は歯の汚れを示すものですが、なぜ歯垢・歯石だけが赤く染まるのか不思議ではありませんか?
あの赤い液体の正式名称は「歯垢染め出し液」や「歯垢染色液」などといいます。
現在はゲル状のものも出ています。
染色液に肝心なのは、色が歯垢・歯石にくっ付くということです。
歯垢は白いため、そのままでは除去できたのかどうかが分かりにくい状態です。
歯垢と歯石の汚れが着色されれば、その存在を確認することができます。
この着色料は赤色104号や青色1号といった食品の着色にも使われている色素です。
たんぱく質に付きやすいという性質を利用し、歯垢・歯石を染めているわけです。
付いたばかりの食べかすなどは赤く染まりますが、古い汚れが紫色に染まるのは何故でしょうか。
これは歯石に青色と赤色が着色することで紫色に見えている状態です。
歯石には無数の穴が空いており、着色しやすい構造になっています。
そのため、赤色は勿論のこと青色も歯石に着色しているのです。
歯磨きをした後の仕上げ磨きや夜寝る前の念入りな歯磨きの際に、染色液を使うことをお薦めします。
汚れの除去をしっかり確認することで、徐々に汚れの付きにくい歯にすることができるでしょう。
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フッ化物はむし歯予防に効果があることが分かって久しく経ちます。
たくさんの人の歯を守る一方で、乳児が過剰に摂取すると歯牙フッ化物症になったり、成人でも異常な過剰摂取は骨硬化症になったりするなど、注意が必要な面もあります。
そのため、フッ化物の濃度が高い製品は市販には出回っていません。
また、これは水道のフッ素添加の反対が多い大きな理由ともなっています。
日本ではフッ素といえば歯磨き粉に配合されている成分として広く知られています。
しかし、その含有量は厚労省によって規制されていました。
それが2017年3月、緩和され世界的な基準まで歯磨き粉などにフッ化物を添加してよいことになりました。
欧米ではすでに1450ppm(1kgあたり1450mg配合)などの歯磨き粉は売られていましたが、日本では規制により、これまでは950ppm程度でした。
それが規制緩和されたことで、欧米と同じく1450ppmF配合の歯磨き粉がすでに販売され始めています。
市販されるにあたって、各メーカーは高濃度フッ化物配合の歯磨き粉は6歳未満のお子さんには使用を控えることを記載しています。
通常の使用方法であれば問題ないはずですが、誤って飲み込んでしまうなどのおそれがあるためです。
小さなお子さんがいるご家庭ではご注意ください。
フッ化物には歯の再石灰化、歯質強化、酸産生の抑制のはたらきがあります。
上手に使用することで、歯の健康を強力にサポートしてくれることは言うまでもありません。
気になる方は、薬局で探してみてください。
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