睡眠中に呼吸が10秒以上停止している(無呼吸)、または換気量が半分以下になっている回数が30回以上、もしくは1時間に5回以上あれば「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。生活習慣の乱れが原因で発症しやすく、長期間続けば命の危険がある怖い病気です。
リスクの高い生活習慣は、ストレスによる喫煙習慣をはじめ、就寝前の飲酒や運動不足が挙げられ、肥満や高血圧の方、高脂血症の既往がある方はとくに注意しなくてはいけません。
また、女性よりも男性のほうが比較的なりやすく、自覚症状があまりないのが特徴です。
舌の位置異常や大きさも関係しており、舌が下顎全体に広がっている低位舌のケースや舌全体や舌根(舌の根元)が大きいケースは、気道が塞がりやすいため「睡眠時無呼吸症候群」を発症する可能性が高めです。鼻炎や花粉症などで鼻がつまりやすい方も留意してください。
就寝時間に問題はないのにしっかり寝た気がしない方や、起床時にお口が渇いている方は、気づかぬうちに「睡眠時無呼吸症候群」になっているかもしれません。
ご家族やパートナーと一緒に暮らしている方は、睡眠時の様子を聞いてみるといいでしょう。一人暮らしの方は、この機会にスマートフォンの録音機能やアプリを利用して、呼吸やいびきの様子をチェックしてみてはいかがでしょうか。
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