しらかわブログ

マウスピース矯正「インビザライン」の歯が動く仕組みとは?

2022年10月24日 (月)

インビザライン矯正は、従来のワイヤー矯正のようにブラケットなどを使わず歯と歯ぐき全体を覆うマウスピース型の矯正装置を用いて歯を動かしていきます。従来のワイヤー矯正と比較して、金属を使用しないので審美性に優れ、また取り外し可能なため清浄性も抜群です。

 

まず、スキャナーを用いて歯形や歯並びのデータを採取し、その口腔内の歯列データを専用のソフトで分析した後にカスタムメイドでマウスピースを数個から数十個お作りします。作製するマウスピースと装着する歯の間には少しズレができるように意図した設計となっており、マウスピースを装着することで、このズレの向きに圧力が歯にかかり、歯がその方向へと動きます。インビザラインはSmartTrack素材という特殊な強化プラスチックを使用しているため、弱い力を持続的にかけて歯を移動させることが可能です。

 

インビザラインでは、約1~2週間でマウスピースを新しいものに取り替え、約0.25mm~0.35mmずつ歯を移動させます。より小さな力で徐々に歯が動き、今までのワイヤー型矯正と比較すると、矯正中の不快な痛みや違和感が少ないと感じる方が多いようです。また、歯の移動量の調整がしやすいので、従来のワイヤー矯正で生じることがある歯根吸収のリスクがほとんどありません

 

このような方法で、マウスピースを交換しながら少しずつ歯を適正な位置に移動させる方法がインビザライン矯正なのです。


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日頃から歯周病の予防をしたほうが良いの?

2022年8月16日 (火)

「歯周病にはなりたくないけど、どのくらい予防をしたらいいの?」と疑問に感じたことはありませんか?

今回は、歯周病の予防の頻度と、その理由について分かりやすくご紹介します。

 

歯周病には毎日の予防が大切です

お口トラブルの一つである歯周病は、歯の周囲の組織が菌に感染する病気です。

歯ぐきにのみ問題がみられる軽度の状態を歯肉炎(しにくえん)、進行して歯をささえる歯槽骨(しそうこつ)にまで問題が生じた状態を歯周炎(ししゅうえん)といいます。歯周病という呼び方は、歯肉炎と歯周炎の総称です。

 

毎日の予防が必要な理由を以下にまとめました。

 

痛みを感じないまま悪化する

歯周病は虫歯とはちがい、ほぼ痛みを感じることなく進行し、どんなに悪化しても違和感程度で済んでしまいます。

 

骨を溶かされると治すのが難しい

軽度の歯肉炎であれば、お手入れ方法の見直しと、数回のクリーニングで治ることが多いのですが、歯槽骨を溶かされる歯周炎になると一気に治療が難しくなります。場合によっては手術をしなくてはいけません。

 

口臭が強くなる

歯周病が悪化すると、腫れや出血だけでなく、膿(うみ)が出てくる症状がみられるケースも少なくありません。

それによって「少し離れていても分かるほどの強い口臭」がでることもあるため、注意が必要です。

 

毎日のケアで歯周病を予防しましょう

どんなに歯を磨いても、歯ぐきに汚れがついている状態では歯周病を予防できないので、歯の根元を歯ぐきもふくめて丁寧に磨いてください。1度きれいにしても食事をすれば汚れは再びつくため、毎日続けることが大切です。


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矯正治療は何回でもしていいの?

2022年7月15日 (金)

一度しか矯正治療を受けられないという決まりはありません。実際に、矯正後に後戻りしてしまい、再矯正治療を受けられる方が最近は多く見られます。後戻りする原因は、①治療終了時は歯並びが整っていても、永久歯への生え変わりや顎の成長によって歯並びが乱れてきた、②部分矯正後に他の部分の歯並びの乱れが気になってきた、③最初の矯正治療で歯並びの根本的な問題が解決されず、後になって噛み合わせがずれてきた、などが考えられます。

 

中には歯肉退縮や歯根吸収、歯周病が認められるケースではリスクが大きく、過度の負荷がかかって歯を失ってしまう危険がありますが、特に問題なく再矯正を行える患者様が大半です。また、再矯正は、最初の矯正治療時より期間や費用などの負担が少なく済むことが多いのも特徴です。

 

永久歯が安定し、顎の骨の成長が完了してから歯並びを再度整えることは、以降の虫歯リスクや歯周病リスクを低減し、頭痛や肩こりを感じにくいバランスの取れた身体の維持に役立ちます。

 

再治療を検討される方は、矯正の認定医が治療計画を丁寧に説明してくれる歯科で十分にカウンセリングを受けることをお勧めします。一度はキレイな歯並びを手に入れたわけですから、後戻りを放置するのは大変もったいない気がします。


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なぜホワイトニングで歯が白くなるのですか?

2022年6月14日 (火)

歯が黄ばんでいたり黒ずんでいたりする歯は、歯の内部に着色性の物質(色素)を取り込んだ結果、色がついてしまっています。歯面清掃でも表面的な汚れは落とせますが、色素が影響している歯を白くするにはホワイトニング治療が必要です。

 

ホワイトニングの治療を受けると、薬剤を歯の表面に塗って内部へと働きかけ、着色性の物質の分解・除去を可能にします。分解と除去のプロセスは少々時間がかかりますが、内部に沈着していた色素が確実に減り、歯の白さが戻ってきます。メカニズムとしては、過酸化水素を含有するジェル剤を歯の表面に塗り、光を照射することで着色性の有機物質が酸化・分解され、無色化するので歯が白くなるというものです。

 

さらに、ホワイトニングの薬剤には歯の白さを導き出す働きがもう一つあります。エナメル質の表面の構造を角状から球状に変化させることで光の乱反射を引き起こし、エナメル質がすりガラスのように白くなることで、加齢によって黄ばみが増した象牙質の色が透けなくなります。つまり、着色する前の本来の色よりも歯が白く見えるようになるのです。

 

中にはホワイトニング治療をしても効果が出ないケースもあります。テトラサイクリン系抗菌剤を服用していて歯が黄色やグレーに変色してしまった場合や着色成分を含む食物の長期間摂取によって強く色素がこびりついている場合などです。その場合は、ラミネートべニアなどで歯を白く見せる方法があります。


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入れ歯のお手入れしていますか?

2022年5月17日 (火)

歯磨きを毎日するように、入れ歯も毎日ていねいに洗わないと細菌が繁殖してニオイの原因になります。ニオイで済めば良い方で、歯茎の炎症を引き起こすと大変です。健康な身体で美味しくお食事をいただくためにも、入れ歯は毎日朝昼夕の毎食後、間食をした場合は間食後も洗っていただくのが理想的です。

 

洗い方としては、食後に入れ歯をはずして歯ブラシでこするのはNGです。必ず入れ歯専用ブラシか歯を磨くのとは別のやわらかめの歯ブラシで洗うようにして下さい。歯磨き粉の成分の研磨剤が歯ブラシに残っていて、入れ歯に細かい傷をつけてしまう可能性があるからです。傷がついた箇所には細菌がくっつきやすいのです。

 

入れ歯の汚れがひどく、気になる場合は、食器用の中性洗剤やハンドソープを少しつけて洗ってみましょう。その後、よく水ですすいで洗剤を洗い流して下さい。食器用の洗剤はお口の中に入れるスプーンやおはしを洗う洗剤なので心配ありません。

 

部分入れ歯はバネの部分に汚れがこびりつきやすいので、よく洗いましょう。入れ歯は、基本的に就寝中は外していただき、歯茎を休めて下さい。就寝時の保管方法として、入れ歯の洗浄剤の中につけておくことをおすすめします。よく水洗いしてから洗浄剤につけます。洗浄剤を切らしてしまった場合は、丁寧に洗って、十分な大きさの容器の中に水を満たし、入れ歯全体が浸かるようにして保管して下さい。熱湯に入れたり、乾燥させたりするとゆがんだりヒビ割れしたりするので、必ず常温の水を使って下さい。


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