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歯周病と全身の病気の関係とは

2022年11月29日 (火)

ひとつ疾患があると、他のさまざまな全身疾患との関連を指摘されることが少なくありません。ご多分に漏れず、歯周病もまた全身疾患を深く関連しているのです。なぜ歯周病が全身疾患を引き起こし、また、全身疾患の方も歯周病を悪化させるのでしょうか。

 

歯周病と心疾患

歯周病が悪化すると、歯ぐきで歯周病菌が増殖し、血流に混ざって心臓へ到達します。やがて、血液を介して心臓の内側にある膜や弁に歯周病細菌が感染することで炎症が発現し、心不全を発症する確率が上昇します。

また、心臓の血管に歯周病菌が付着し、血中のフィブリノーゲンが増加して血液がドロドロになり、血栓が形成されやすくなります。

 

歯周病とメタボリックシンドローム

高血圧・脂質異常などの生活習慣病では脂肪が増えると炎症性物質が作られます。これによって動脈硬化が発現します。

メタボリックシンドロームに歯周病が合併すると、さらに体内の炎症反応が増強します。

脳卒中や心筋梗塞は命の危険につながり、後遺症が残ると不自由な生活を強いられます。

 

歯周病と低体重児出産

妊娠中に歯周病にかかると低体重児出産や早産の確率がアップし、早産の50%以上が歯周病感染によるとも言われます。

歯周病菌が増殖することにより、炎症性物質が過剰に分泌されます。歯ぐきの血管から炎症性物質が侵入し、子宮の収縮運動を促進して早産や低体重児出産を引き起こします。

 

 


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カテゴリー: 歯周病

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