
寒くなると、インフルエンザが流行する季節になります。予防する方法として手洗い・うがい・予防接種などがよく知られていますが、実は口腔ケアも大切な役目を持っています。
お口の中にはさまざまな細菌が生息しており、体内の免疫力を低下させる原因となるものも含まれています。口腔ケアが不十分になると、これらの細菌が繁殖し、唾液中の免疫成分の働きが阻害され、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。特に、歯周病菌は全身の炎症反応を引き起こし、免疫力を低下させることが知られています。さらに、冬は特に乾燥しやすいため、唾液の分泌量が減少し、細菌やウイルスが増殖しやすい環境になりがちです。
細菌を抑制するための具体的な対策として、定期的な歯科クリーニングや自宅でのブラッシング、デンタルフロスの使用が挙げられます。日常的に口内環境を清潔に保つことはもちろん、インフルエンザの感染リスクを軽減する効果が期待できるでしょう。また、水分補給やガムを噛むことで唾液の分泌を促進することも有効です。こうしたケアは、年齢を問わず実践できる予防策として、家族全員で取り組みたいものです。
口腔ケアは健康な生活を支えるだけでなく、病気の予防にも貢献します。この冬は、普段行っている感染症対策に加え、口腔ケアの習慣を見直し、インフルエンザの対策をしてみませんか?
カテゴリー: 豆知識
お子様の歯が永久歯に生え変わる頃になると、「そろそろ矯正の相談をしようかな?」とご検討される親御さんが増えてきます。最近では、小児歯科矯正でも従来のワイヤー矯正ではなく、マウスピース矯正を選ぶ方が増加傾向にあるのをご存知でしたか?マウスピースには、成人用だけでなく小児専用の装置も存在します。
子ども向けのマウスピースは、顎や歯の成長を考えて設計されています。歯を動かすのではなく、これから生えてくる歯が綺麗に並ぶようにするのが目的です。成長に合わせてマウスピースを交換していき、歯並びを少しずつ整えられる特徴があります。一般的に、乳歯と永久歯が混在する時期から始めるケースが多く見られます。
お子様のマウスピース矯正が人気の理由として、以下の点が挙げられます。
・透明な装置で目立ちにくく、歯の装置を気にせず口を開けられる
・取り外しが可能なため、歯磨きがしやすく、虫歯予防にも効果的
・ワイヤーがないので、口内が傷つきにくい
このように装置が目立たないため、口元が見えてもコンプレックスを感じず、必要に応じて取り外せる点は、お子様にとって大きなメリットです。「早い時期から子どもの歯並びを綺麗にしたい」「永久歯が綺麗に生えてくるようにしたい」とお考えの親御さんは、ぜひお問合せください。矯正治療の必要の有無や、適切な矯正の開始時期などをお話します。
カテゴリー: 矯正治療
「口腔機能発達不全症」という病気を聞いたことはありますか?2018年に適用になった歯科の病名なので、ご存じでない方も多いのではないでしょうか。「口腔機能発達不全症」とは、食べる、話す、呼吸するといったお口の機能(口腔機能)の発達が不十分な状態のことを指します。18歳未満の子どもが診断の対象となり、大人が診断されることはほぼありません。
比較的新しい病名ですが、10代の半分近くが「口腔機能発達不全症」を疑う症状を経験しているという調査結果もあります。お子様に以下のような状態が見られたことはないでしょうか。
・食べこぼしが多い
・歯並びが悪い
・口呼吸している
・滑舌や発音が悪い
・指しゃぶりがやめられない
・よだれが多い
・いびきをかく
・口を開きっぱなしにしがち(口唇閉鎖不全症)
・柔らかいものを好んで食べる
原因としてさまざまなことが考えられますが、口呼吸による口周りの筋肉の使い方、顎の発達の遅れ、指しゃぶりなどの癖、猫背などが挙げられます。放置するとお口の重要な機能が正常発達しにくくなるリスクがあります。治療方法としては、お口周りの筋肉を鍛える口腔筋機能療法(MFT)や、矯正治療など症状に応じて選択します。また、食事の食べ方や姿勢などの生活指導も取り入れています。お子様に「口腔機能発達不全症」の疑いがありましたら、お気軽にご相談ください。
カテゴリー: 小児歯科
矯正治療できれいな歯並びになったら、その後に元の状態に戻ってしまうのは避けたいですよね。矯正治療後に元の歯並びに戻ろうとする現象は「後戻り」と呼ばれます。
後戻りが生じる原因としては、以下が挙げられます。
・矯正治療後に利用する保定装置を正しく使っていない
・保定装置を使用中に定期検診を受けていない
・唇をかむなどの歯に力がかかるような癖が治っていない
矯正治療中にこれらの原因を改善することで、治療がよりスムーズに進むでしょう。また、保定装置の装着時間を守ることで、後戻りを防ぐことができます。もし後戻りしてしまった場合は、矯正治療を最初からやり直すことなった事例もあり、余計な費用と時間がかかってしまいます。
保定装置を全く装着しないと、ほぼ100%後戻りが生じるとされています。加えて、装着時間が不足している場合にも、徐々に後戻りが起こります。基本的には、矯正期間と同じ期間、保定装置を装着する必要があります。矯正治療が終了した後も「後戻りを防ぐ習慣を身につける」ことが重要です。後悔しないためには、歯科医師の指示を日頃からきちんと守り、きれいな歯並びをキープできるように努めることが大切です。
カテゴリー: 矯正治療
乳歯が抜けそうでグラグラしている時の感覚を覚えていますか?思い切って引っ張ったり、自然に抜けるまで待ったり、抜けるまでどのように過ごしていたでしょうか。
実は、グラグラしている乳歯には正しい対処法があります。永久歯に生え変わる時期にグラグラしていたら、基本的には自然に抜けるのを待ち、無理に引っ張るのは避けるようにしましょう。個人差はありますが、一般的には6歳くらいから歯が抜け始める子が多いです。もし乳歯をぶつけたなど、別の原因があれば、すぐに歯科医院で診てもらいましょう。
歯が生え変わる時期には、「子どもも気にしているし、思い切って自分で抜いてしまった方がいいかも」と考えることがあるかもしれません。しかし、乳歯を強引に抜いてしまうと、以下のような危険性があるため、おすすめできません。
・強い痛みを感じる
・出血量が多くなる
・細菌感染の可能性がある
まだ歯茎としっかりとつながっている状態で乳歯を無理に抜くと、痛みがより強くなり、抜いた後に傷口ができて細菌に感染するリスクが高くなります。
もし乳歯がかなりグラグラしているのになかなか抜けない、または他に気になる症状がある場合は、歯科医院にご相談ください。歯科医院で状態を確認し、抜歯が適切と判断されれば、衛生的かつ安全に処置してもらえます。子どもの口の環境はどんどん変わるため、定期的に歯科検診を受けることを推奨しています。対処に迷ったときも、気軽に相談しやすくなるでしょう。
カテゴリー: 矯正治療
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