しらかわブログ

入れ歯に慣れるコツってあるの?

2025年4月23日 (水)

入れ歯を初めて装着すると、「違和感がある」「うまく話せない」「食べづらい」といった悩みを抱える方が多くいらっしゃいます。しかし、正しい使い方や練習を重ねることで、徐々に慣れ、快適に使用できるようになります。まず、装着時間を少しずつ延ばしていくことが大切です。初めのうちは違和感が強いため、短時間から装着を始め、徐々に慣らしていくと良いでしょう。

 

食事の際には、柔らかいものから始めて、徐々に硬い食べ物へ移行していきましょう。食材の大きさにも気を配り、小さく切ったものを両側の奥歯で均等に噛むことで、入れ歯が安定しやすくなります。また、発音の練習をすることで、会話時の違和感も徐々に軽減されていきます。特に「サ行」や「タ行」は発音しにくいことが多いため、新聞を音読したり、ゆっくり話すことを意識すると効果的です。さらに、入れ歯のケアも欠かせません。毎日取り外して、洗浄剤を使用して清潔にします。就寝時には入れ歯を外して、歯ぐきを休ませることも重要です。

 

入れ歯に不具合を感じた時は、必ず歯科医院で調整してもらうようにしましょう。慣れるまでに時間がかかりますが、焦らず、少しずつ調整しながら使うことで、次第に慣れていくことができます。入れ歯が噛みにくい、痛みを感じるなどお困りのことがございましたら、お気軽にしらかわ歯科クリニックまでご相談ください。


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カテゴリー: 入れ歯

虫歯から歯周病治療まで!レーザー治療の可能性

2025年3月25日 (火)

近年、歯科治療の分野ではレーザー治療が注目されています。レーザーを使うことで、痛みを抑えつつ治療を行えるので歯科治療の痛みが原因で治療を躊躇してしまう方におすすめです。

 

特に、虫歯治療や歯周病治療においては、レーザーの特性を活かすことができます。従来の虫歯治療では、ドリルのような切削器具を使用して虫歯部分を削る必要がありました。しかしレーザー治療では、虫歯に侵された部分だけをレーザー光によって除去できるため、従来の治療法に比べ、健康な歯をより多く残すことができます。レーザーによる殺菌作用もあり、再発のリスクを低減できる点も大きな特長の一つです。麻酔を使用せず治療を行えるケースも多く、患者様の負担や痛みを軽減できます。

 

歯周病は、歯茎の炎症が進行し、歯を支える骨が溶けてしまう病気です。レーザー治療では、歯周ポケット内の細菌を除去できるため、歯茎の炎症を抑える働きがあります。さらに、歯茎の再生を促進する作用もあるので、歯周病の進行を抑えながら、健康な口腔内環境を取り戻す手助けとなります。 
ほかにも知覚過敏や口内炎の治療にも利用されています。知覚過敏の症状がある場合、レーザーを照射することで、神経を鎮静させ、刺激に対する反応を抑えられます。口内炎に対しては炎症部分にレーザーを当てることで、治癒を促します。

 

このようにレーザー治療は様々な症状の改善が可能ですので、幅広い患者様にとってメリットの多い効果的な治療方法といえるでしょう。


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カテゴリー: 歯周病,虫歯治療

オーラルフレイル予防にお口の体操を

2025年2月25日 (火)

「オーラルフレイル」とは、直訳すると「お口の衰え」という意味です。食べる、話す、表情をつくるといった大切な役割を果たすお口の機能は加齢と共に低下していきます。今回は「オーラルフレイル」を予防するための方法と簡単な体操をご紹介します。

 

・唾液腺マッサージ
老化によって、唾液の分泌量は減ってきて食べ物が喉を通りにくくなり、むせやすくなります。「唾液腺マッサージ」を行うことで、唾液の分泌を促し、筋肉の緊張もほぐれて口が開きやすくなります。まず耳の下から顎の下あたりを指先で押してから、指を頬に当てて上の奥歯のあたりを回すようにマッサージします。その後、顎の下を親指で押すようにマッサージします。

 

・パタカラ体操
「パタカラ体操」は、「パ」「タ」「カ」「ラ」の4文字を大きくはっきり発声して、お口周りの筋肉や舌の動きをよくします。それぞれの音を「パパパパパ・・・」のように連続して発声し、それぞれ3回繰り返します。慣れてきたら、できるだけ速く発声してみましょう。

 

・随意的嚥下法(ずいいてきえんげほう)
食べ物を飲み込むこと(嚥下)は、普通は反射的に無意識に行っています。ですが、オーラルフレイルが現れてくると筋力や知覚機能が衰えるので、飲み込むタイミングがとりにくく、むせる頻度が高くなり、誤嚥性肺炎の原因になります。「随意的嚥下法」は、食べ物を飲み込む行為をあえて意識的に行う方法です。食べ物を15~30回ほどよく噛んで飲み込みやすくして、意識を飲み込むことに集中し、むせるのを防ぐ効果があります。

 

どれも簡単にできるので、今日から取り入れてみてはいかがでしょうか。飲み込みにくさなどお口の機能低下が気になる場合は、しらかわ歯科クリニックへご相談ください。


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カテゴリー: 豆知識

寒さと歯軋り、食いしばりの関係

2025年1月20日 (月)

以前にも歯軋り、食いしばりについてご紹介しましたが、今回は寒さとの関係性について着目したいと思います。

 

寒い季節になると体が縮こまって緊張し、無意識に肩や首に力が入ってしまいます。この緊張は顎の筋肉にもおよび、歯軋りや食いしばりを促す要因です。特に、寝ている間は寒さから身を守ろうとする本能的な反応として、全身に力が入りやすくなります。

また、冬場は室内と室外の温度差が大きいため体が緊張状態となりやすく、口周りの関節や筋肉に負担をかける原因にもなります。このように、寒さによるストレスは私たちの体にさまざまな影響を与えます。

 

歯軋りや食いしばりが続くと、歯の摩耗や顎関節症、さらには頭痛などの症状が現れる可能性があり、健康にとって良い状態とは言えません。すぐにできる対策として、寝る時は適切な室温管理を心がけることや、筋肉の緊張をほぐすために首や肩のストレッチなどを試してみるといいでしょう。日中も意識的に顎の力を抜くよう心がけ、定期的な運動で体全体の緊張を和らげることが大切です。

 

さらに、マウスピースの使用も効果的な予防法です。歯科医院で作製する専用のマウスピースは、歯への負担を軽減してより良い睡眠をサポートしてくれます。歯の食いしばりや歯軋りで気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。専門的な方法も含めた適切な対処法をご提案します。
寒い季節は、体調管理としてお口の健康にも気を配ってくださいね。


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カテゴリー: 豆知識

インフルエンザ予防にも口腔ケアが重要?

2024年12月24日 (火)

寒くなると、インフルエンザが流行する季節になります。予防する方法として手洗い・うがい・予防接種などがよく知られていますが、実は口腔ケアも大切な役目を持っています。

 

お口の中にはさまざまな細菌が生息しており、体内の免疫力を低下させる原因となるものも含まれています。口腔ケアが不十分になると、これらの細菌が繁殖し、唾液中の免疫成分の働きが阻害され、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。特に、歯周病菌は全身の炎症反応を引き起こし、免疫力を低下させることが知られています。さらに、冬は特に乾燥しやすいため、唾液の分泌量が減少し、細菌やウイルスが増殖しやすい環境になりがちです。

 

細菌を抑制するための具体的な対策として、定期的な歯科クリーニングや自宅でのブラッシング、デンタルフロスの使用が挙げられます。日常的に口内環境を清潔に保つことはもちろん、インフルエンザの感染リスクを軽減する効果が期待できるでしょう。また、水分補給やガムを噛むことで唾液の分泌を促進することも有効です。こうしたケアは、年齢を問わず実践できる予防策として、家族全員で取り組みたいものです。

 

口腔ケアは健康な生活を支えるだけでなく、病気の予防にも貢献します。この冬は、普段行っている感染症対策に加え、口腔ケアの習慣を見直し、インフルエンザの対策をしてみませんか?


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