「よく噛む」という習慣は胃腸の働きを助けるだけでなく、表情筋を鍛えてお顔の印象を良くしたり、唾液の分泌を促したりなど多くのメリットがあります。今回は唾液の分泌量が増えることで得られる「若返り」についてご紹介します。
食文化の変化により、昔にくらべて顎が小さく細い方が増えてきました。硬い食べ物を苦手とする方や、時間に追われて食事をゆっくり楽しむという方も少なくなった印象です。しかし、実は唾液に含まれている「パロチン」という成分は皮膚の新陳代謝を活発化する働きを持っており、分泌量が増えればそれだけ若返り効果が期待できます。全体を使ってしっかり噛むことで表情筋がバランスよく鍛えられて左右対称の見た目になることも、美容面では大きなメリットといえるでしょう。
若い方のなかには、しっかり噛むことを「顎が大きくなり見た目が悪くなる原因」と捉えている方もいますが、顎骨が成長するのは6〜12歳であり、受け口やしゃくれなどの原因ではありません。偏食やしっかり噛まない食生活を送るほうが、歯並びの崩れやお顔の歪みにつながるため、美容面では不利といえます。ぜひこの機会に歯応えのあるものを時間をかけて食べてみませんか?
しっかり噛むことを今日から習慣化して、全身の健康と若々しい見た目を維持しましょう。
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