ブラキシズムとは、歯ぎしりを指します。実は歯ぎしりには以下の3つのタイプがあることをご存じでしょうか?
・タッピング
上下の歯が触れるときカチカチと鳴ってしまう。
・クレンチング
グーっと上下の歯で思いっきり噛みしめてしまう。
・グライディング
上下の歯を噛みしめながら、左右に動かしてしまう。
いずれの場合もひどくなると日常生活に支障を及ぼしてしまうほど、歯と顎関節に与えるダメージが大きくなります。これを長年続けていると、歯が薄くなり、顎関節症の原因にもなりかねません。顎関節症は、明確な治療法が確立されておらず、重症の場合は手術にいたるケースもあります。
また顎の関節には関節円板という線維組織があり、若いうちは極端にすり減ることはありませんが、長年の蓄積で徐々にすり減ってしまいます。そうなると痛みや違和感が生じます。
痛みが出た時は、軽く顎周りの筋肉をほぐすようなマッサージを続けていくと、効果的です。
また、重要なポイントとしては、ストレスを溜めないことや日頃の姿勢です。
人はストレスが溜まると身を守ろうと力を入れ、それがブラキシズム(歯ぎしり)の原因になってしまいます。さらに日頃から姿勢が悪いと身体全体が歪み、顎にも悪影響が及ぶため、日常生活からまずは意識してみましょう。
ブラキシズム(歯ぎしり)は顎への負担が大きくなると症状が表れますが、多くの方が特段治療をせずとも、治る症状ではあります。
身に覚えのある方は、ひどくなる前に歯科医師に診てもらい、健康な口腔内環境を目指していきましょう。
カテゴリー: 豆知識
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