しらかわブログ

歯周病が重度になると、お口の中にも原虫が

2017年5月16日 (火)

先日、生魚を食べる際に、アニサキスという寄生虫も一緒に食してしまうことで起こる、アニサキス症がニュース番組で取り上げられていました。
原因となる食事の3~4時間後には激しい腹痛や吐き気に襲われると言います。
対策としては、寄生虫を口に入れないようによく見て生魚を食べるべしとのことでした。
アニサキスは原虫ですが、歯周病が重度になると、お口の中にも原虫が潜み始めることがあります。
有名なものは歯肉アメーバという原虫で、口の中以外にも住んでいますが、白血球を捕食します。
他にも重度の歯周病になると、口腔内に細菌や真菌など、様々な微生物が見られるようになります。
歯肉アメーバに感染したからと言って、アニサキスのように激しい腹痛を引き起こすことはありません。
しかし、健康なお口には見られない微生物は、当然いない方が良いでしょう。
治療が進むにつれて、口腔内環境は改善されていきます。
サバやカツオ以外にも、身近なところにも原虫はいるというお話でした。


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痛いかどうか調べるときに風をかけるのは何故?

2017年5月11日 (木)

歯の治療を行う際に、風をシューっとかけられて、「これ、痛いですか?」と訊かれたことはありませんか?
あれは圧縮エアーですが、吹きかけることによって神経が近いかどうか、神経が死んでいないかどうかを確かめる意味があるのです。
しみる場合は、まだ神経がむし歯に侵されていない証拠です。

また、歯を削っているときに風をかけるのは、削りかすを飛ばすためであり、銀歯を装着するときに風をかけるのは、唾液などの水気を飛ばすためです。水気があると、うまく銀歯がくっつかなくなってしまうのです。
何の変哲もないただの風ではありますが、ないとしっかりした治療ができない、役に立つ物なんですね。


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虫歯予防に効果的な歯磨きって?

2017年4月27日 (木)

毎日、歯の治療のために多くの患者さんが来られます。また、そのほとんどの方が最低限のエチケットとして歯磨きをしてから来院されていると思います。しかし、実際に口の中を診察するときちんと歯磨きができている患者さんというのが本当に少ないと感じます。
以前に比べて歯の健康に対する意識は高くなっているようですが、なかなか日常の歯磨きに時間と手間を取ることができないということもありますし、念入りに磨いたつもりでも歯ブラシなどが届かない場所などは磨き残しが多く見られます。歯は自分では正面の鏡でないと見ることができません。
しかも見えている範囲でしか目視では確認することができません。特に歯の裏側やその間、奥歯の周辺などは見えにくく磨き残しが多いところです。また、多くの方が歯ブラシのみで同じ箇所を磨いているのか磨けていない場所もありますし、歯ブラシでは届かない場所はデンタルフロスやピックなどできちんと隅々までケアできていないことが多くあります。奥歯が虫歯になりやすいのはやはり見えにくいことと、歯ブラシが届きにくいというところに原因があります。そういった見えないところ、歯ブラシの届きにくいところまできちんと磨き歯垢をきっちりと落とす必要があります。

歯磨きには長く磨き時間を取ることよりも1本1本磨き残しがないように丁寧に隅々まで磨くという意識をもって磨くほうがより効果的だと言えます。奥歯の裏など届きにくいところは専用のヘッドの小さな歯ブラシに持ち替えて磨いたり、先ほどのフロスを併用するなど1種類の1本の歯ブラシだけに頼らず工夫するとより効果的です。


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歯肉炎のときの歯磨きで血が滲むのは何故?

2017年4月24日 (月)

通常、体の表皮から血が出るときには痛みを伴うものです。
例えば、皮膚を切れば痛みとともに血が出ますよね。

でも歯肉炎(軽度歯周病)になると、歯磨きの際に血がにじむのに、不思議とズキッと痛んだり、しみたりはしません。
なぜ血が出るのに痛くないのでしょうか。

これは免疫システムが歯周病原細菌と戦うことで歯肉に炎症が起き、毛細血管が集まっているところを歯磨きでこするために起こる出血なのです。

このとき、歯肉はブラシによって傷ついていますが、ズキッという切り傷のような痛みはありません。
しかし、歯と歯肉の隙間に歯周ポケットができているため、極細毛のブラシを使っていると、そこに毛が入り込むことでチクチクと痛いような、痒いような感覚を伴うことがあります。

健康な歯肉には歯周ポケットはないため、本来そのような痛みは起こりません。
症状が改善されることで出血は止まり、痛まなくなるでしょう。

一生懸命磨いても症状が変わらない場合は、当院へお越しください。
歯周病の治療を行います。


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麻酔注射の際に気を付ける2つのこと

2017年4月19日 (水)

局所麻酔の注射は刺すときと麻酔薬を注入するときに痛みを感じやすくなります。
つまり、この2点に工夫を施せば麻酔注射もその後の治療も、ほとんど痛みを与えることなく行うことが出来ます。

注射を刺す際の痛みは想像がしやすいかと思います。
当然針が入るため、チクっとします。
麻酔薬は注入箇所の組織を広げることで浸透していきます。
このスピードが速かったり、麻酔液が冷たかったりすると痛みにつながります。
そのため、ゆっくりと人肌に温めた麻酔液を注入する方が痛みは少なくなります。

今は直径が0.4㎜、0.3㎜、0.26㎜の針が一般的に使用されており、昔よりも細くなっています。
そのため、表面麻酔をしなくても痛みはかなり少なくなりました。
昔の麻酔注射を経験したことがある人には、拍子抜けする人もいるかもしれません。
昔の麻酔注射は今よりも太いだけでなく、切れ味が悪く、それも痛みの原因となっていました。
その当時の経験が原因で今でも歯医者が嫌いな人は多くいらっしゃいます。

しかし、これはとてももったいないことです。
今は昔よりも注射がかなり改善されていていて、そのうえ更に表面麻酔を施すこともできるためです。
歯医者を怖がって自己流のケアを行っていると、ますます疾患が進行し、大きな治療が必要となってしまう可能性があります。
当院でもできる限り痛みを感じない治療を行っておりますので、ぜひご安心してお越しください。


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