通常、体の表皮から血が出るときには痛みを伴うものです。
例えば、皮膚を切れば痛みとともに血が出ますよね。
でも歯肉炎(軽度歯周病)になると、歯磨きの際に血がにじむのに、不思議とズキッと痛んだり、しみたりはしません。
なぜ血が出るのに痛くないのでしょうか。
これは免疫システムが歯周病原細菌と戦うことで歯肉に炎症が起き、毛細血管が集まっているところを歯磨きでこするために起こる出血なのです。
このとき、歯肉はブラシによって傷ついていますが、ズキッという切り傷のような痛みはありません。
しかし、歯と歯肉の隙間に歯周ポケットができているため、極細毛のブラシを使っていると、そこに毛が入り込むことでチクチクと痛いような、痒いような感覚を伴うことがあります。
健康な歯肉には歯周ポケットはないため、本来そのような痛みは起こりません。
症状が改善されることで出血は止まり、痛まなくなるでしょう。
一生懸命磨いても症状が変わらない場合は、当院へお越しください。
歯周病の治療を行います。
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