数年前にぶつけた歯が黒くなってきた、昔治療した歯で噛むと痛い、そんな症状ありませんか？

今回のタイトルである「歯髄壊死」、文字にするととても恐ろしいイメージですよね。

歯の中には神経と血管が入っており、これらを合わせて「歯髄」と呼んでいます。

この歯髄がいつの間にか死んでしまうことを「歯髄壊死」と言います。

歯をぶつけると、振動で歯の中に入ってくる神経と血管が切れてしまうことがあります。

その日や何日～何年かは問題なく過ごせていたとしても、徐々に歯髄が腐ってしまい、膿が溜まってきます。死んでしまった神経や血管が蘇ることはありません。中に残った歯髄の残骸を全て取り除き、根の治療を行う必要があります。

また、虫歯が大きく神経の近くまで削ると、神経がダメージを受けて壊死してしまうことがあります。この場合も根の治療が必要です。

歯髄壊死した歯を放置すると、骨の中に膿の袋を作って臭いの原因になったり、歯茎を突き破って膿が出てきたり、歯が変色してしまいます。早めに治療を行うことで、歯の変色を食い止めることができます。

歯の色や噛んだ時に違和感がある、という方は、ぜひしらかわ歯科クリニックへご相談ください。