しらかわブログ

知覚過敏ってなぜ起こるの?

2019年1月16日 (水)

水が冷たいこの季節、しみてうがいがしにくい、なんてことはありませんか?

冷たい水がしみるのは、知覚過敏が原因であることが多いです。

では、知覚過敏とは何者なのでしょうか?

ご存知ない方も多いと思いますが、実はどうして知覚過敏が起こるのかはわかっていません。1963年に「動水力学説」という仮説が立てられましたが、現代医学においても証明には至っていないのが現状です。

しかし、様々なことに説明がつきやすく、ほとんど正しいとされているので、今回はこの「動水力学説」についてご説明したいと思います。

以前にお話した通り、歯は1番硬い「エナメル質」、少し柔らかくて黄色味の強い「象牙質」、痛みを感じる神経を含む「歯髄」の3層構造になっています。このうち、知覚過敏が生じるのは「象牙質」の部分です。

「エナメル質」は非常に硬く、ほとんど隙間がありません。しかし、「象牙質」は細い「象牙細管」の集まりで、この管1本1本に組織液という液体が満たされていると考えられています。この液体が外部からの刺激(冷たい水や砂糖や風)などの刺激により動き、歯髄へと影響を与えることによって痛みとして感じられる、というのが知覚過敏のメカニズムとされています。

知覚過敏は虫歯ではありませんが、虫歯でも同じような症状が出ることもあります。

また知覚過敏によってお食事が楽しめない方は、知覚過敏の治療も可能です。

ぜひご相談ください。


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