水が冷たいこの季節、しみてうがいがしにくい、なんてことはありませんか?
冷たい水がしみるのは、知覚過敏が原因であることが多いです。
では、知覚過敏とは何者なのでしょうか?
ご存知ない方も多いと思いますが、実はどうして知覚過敏が起こるのかはわかっていません。1963年に「動水力学説」という仮説が立てられましたが、現代医学においても証明には至っていないのが現状です。
しかし、様々なことに説明がつきやすく、ほとんど正しいとされているので、今回はこの「動水力学説」についてご説明したいと思います。
以前にお話した通り、歯は1番硬い「エナメル質」、少し柔らかくて黄色味の強い「象牙質」、痛みを感じる神経を含む「歯髄」の3層構造になっています。このうち、知覚過敏が生じるのは「象牙質」の部分です。
「エナメル質」は非常に硬く、ほとんど隙間がありません。しかし、「象牙質」は細い「象牙細管」の集まりで、この管1本1本に組織液という液体が満たされていると考えられています。この液体が外部からの刺激(冷たい水や砂糖や風)などの刺激により動き、歯髄へと影響を与えることによって痛みとして感じられる、というのが知覚過敏のメカニズムとされています。
知覚過敏は虫歯ではありませんが、虫歯でも同じような症状が出ることもあります。
また知覚過敏によってお食事が楽しめない方は、知覚過敏の治療も可能です。
ぜひご相談ください。
カテゴリー: スタッフブログ
Copyright © Shirakawa dental clinic All rights reserved.