しらかわブログ

歯を削るときに痛むのは何故?

2017年6月9日 (金)

今ではむし歯治療は軽いものでも麻酔下で行われることが多くなりました。しかし、昔はある程度のむし歯は無麻酔でも行っていたものでした。大人の患者様の中には、痛い思いをした人もいることでしょう。あの歯を削るときの痛みは何の痛みでしょうか?神経を削っているのでしょうか?

神経を無麻酔で削るなどということは、まずありえません。神経の治療は必ず麻酔をして行います。

むし歯治療の痛みは、実は象牙質を削ることによる痛みです。エナメル質もう蝕(むし歯)で柔らかくなった部分も、削っても痛みはありません。しかし、象牙質は神経に通じている細かな穴が開いた組織をしています。そのため、振動が神経に伝わり、痛むのです。ちなみに、冷たいものや甘いものが痛いのも、この象牙質から神経に刺激が伝わるためです。むし歯の際は痛みの少ない治療を行っておりますので、ご安心して受診ください。


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