しらかわブログ

歯周病と大人のむし歯「根面う蝕」の関係

2017年11月3日 (金)

歯周病が進行し、歯周組織が溶かされたり、歯肉炎が起きた箇所を強く磨いたりすると歯肉が後退してしまいます。
これを退縮と言います。

 

歯肉の退縮の問題は、歯の象牙質が露呈してしまうことです。
通常、歯肉の上に出ている歯は硬いエナメル質で覆われていますが、歯肉の下に隠れている部分は象牙質になっています。

 

象牙質は、コラーゲンの含まれる柔らかい組織ですので、酸に弱く、むし歯の進行も早いのが特徴です。
歯肉退縮によって、象牙質がむき出しになると、この部分が酸に溶かされてむし歯になる根面う蝕が発生しやすくなります。

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意外と高価な銀歯の素材、パラジウム

2017年10月26日 (木)

銀歯と聞くと銀だけで出来ているのだと思われがちですが、実際の銀歯の素材は金銀パラジウム合金というものです。
銀だけでなく金、パラジウム、銅など、複数の金属を混ぜた素材でできています。
加工はしやすいけど、金歯よりは劣化しやすく、アレルギーリスクもある銀歯。
保険適用で安いから皆銀歯を入れるけれど、安くて丈夫以外にあまり長所が無いのも事実。

 

実は負担費用が安いのは保険のお陰で、現在、パラジウムの価格が高騰中だとか。
何と、今年に入って3割以上も値上がりし、一時はあのプラチナの価格をも抜いたそうです。
その余波は勿論、パラジウムを用いる歯科業界にも及び、今月から金銀パラジウム合金の補綴物が若干値上がりしたほどです。

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歯ブラシの毛のタイプも色々

2017年2月24日 (金)

極細歯ブラシに替えたら歯肉から血が出てきたという方がいます。
診察してみないと断定はできませんが、それは歯肉炎を起こしている可能性があります。
極細の毛は歯周ポケットに入り込むため、炎症を起こしていれば、出血します。
まずは歯医者に行って、歯石を除去し、正しいブラッシング指導を受けることをお勧めします。

 

ところで、極細毛とそうでない歯ブラシの違いは分かりますでしょうか。
極細毛は上述の通り、歯周ポケットに入り込むブラシです。
しかし、これでは細く柔らかすぎて歯垢を取ることができません。
そのため、通常プラークコントロールには極細ではなく、普通の毛のブラシを使用します。
毛先でやさしく撫でるようにして歯垢を取ります。
また、安価すぎるものや宿泊・入浴施設などにある無料の歯ブラシは毛先の加工が粗いことがあります。
これでは歯肉を傷つける可能性があるため、あまりお勧めしません。


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歯磨きだけで歯周病は治るのか

2017年2月23日 (木)

歯周病予防に大切なのは歯垢を取ることであり、ブラッシングです。
しかし、それだけで歯周病が治るとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、歯石がついてしまうと、ブラッシングだけでは元の健康な歯には戻すことはできません。
なぜならば、歯石は歯ブラシでは除去できないためです。
そして、この歯石があるということは細菌が繁殖しやすい環境が整っている可能性を示唆しています。
ケアの不足が歯石の堆積という結果になります。

 

歯石を除去し、細菌が溜まらないように定期的に歯科医院でお口の中をキレイにすることが歯周病予防に大切です。
歯肉炎の兆候を見つけたら、ブラッシングだけで治そうとせずに、まずは検査にお越しください。


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コンポジットレジンでむし歯治療

2017年2月22日 (水)

かつては奥歯の修復を保険診療で行うときは、銀歯が主に使われてきました。
しかし、今では白い歯科用プラスチックであるコンポジットレジンを適応することもできます。
削った個所や欠けたところに接着剤を付け、コンポジットレジンを詰め、光で固めるだけで完了です。
削るべき歯の量も少なく、1日で終わるため、患者様にとってもお手軽です。
しかし、強度が従来の修復物と比べると低く、水を含むこともあるため、メインテナンスが必要というデメリットもあります。

 

気になる方は治療の際にコンポジットレジンの適用が可能かご相談ください。
必要な強度やむし歯の大きさなどを考え、可能な場合は治療していきます。
もしもレジンが外れた箇所を放置している場合は欠損のリスクが高まってしまうため、そのようなときは早めに治療にお越しください。
まずは良い状態を維持管理していくことが大切です。


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