しらかわブログ

虫歯の治療後、歯がしみるのはなぜ?

2021年3月30日 (火)

大きな虫歯の治療中に仮歯を付けているときや、かぶせ物をした後で、冷たい物を口にすると歯がしみることがあります。
「せっかく治療をしたのに、なぜしみるのだろう」「虫歯が取り切れていないのではないか」と不安になる方もいらっしゃるかもしれません。

 

実はこの痛みは、治療によって神経の近くまで削ったことで、冷たさなどの刺激が伝わりやすくなっているために起こっているのです。
放っておいて大丈夫なのか心配になるかもしれませんが、多くの場合は数週間から数か月経つと、生体の防御反応が起きるので痛みは和らぎます。

 

ここで言う生体の防御反応とは、二次象牙質とも言い、適度な刺激が伝わり続けると歯が神経を守るためにつくる壁のことです。
しみる期間が長くて心配かもしれませんが、虫歯の治療後はしばらく様子を見ていただければと思います。


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