前回のブログで、歯周病が認知症を引き起こす直接の原因になる可能性がある、というお話をしました。
今回からは九州大学から発表された論文の内容について説明していきたいと思います。
歯周病菌はお口の中の磨き残しなどを食べて増殖し、プラークと呼ばれる集合体を作ります。
プラークが蓄積すると歯肉に炎症が起こり、赤くなります。
炎症が起こっている歯肉の血管は脆くなり、小さな穴が開いている状態です。
(厳密に言うと血管は細胞が集合することによって膜を形成し、それが何層にもなっており、表現としては間違っているのですが、ここではわかりやすく説明するために、「穴が開く」という言い方をしています。)
この穴から歯周病菌が血管を通じて体内に入ることで様々な悪影響が出てしまうのです。
カテゴリー: 歯周病
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