しらかわブログ

歯はどうやってできる?

2020年6月17日 (水)

 

生まれたばかりの赤ちゃんのお口に歯は生えていませんが、顎の骨の中で歯の種のようなものがどんどん育っています。

歯の形成は発生の中でもかなり早く、胎生7週(妊娠2ヶ月)で歯の赤ちゃんである歯胚が形成され、4か月半頃からはカルシウムが添加して歯の頭の部分ができ始めます。

乳歯だけでなく永久歯も同様で、妊娠3~4か月では6歳臼歯、5か月頃には前歯が作られはじめます。

この頃に母体が抗生物質を摂取していたり、カルシウムが不足してしまうと、歯の形成がうまくいかず、お子様の歯に悪影響が出てしまう可能性があります。

また、お母さんに歯周病があると、早産や低体重児出産の可能性が高くなります。

元気な赤ちゃんを産むためにも、お口のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

メンテナンスや妊娠期の治療や検診は妊娠5~8か月が適切と言われています。

お口が気になる妊婦さんは、ぜひこの期間にご来院ください。


カテゴリー: 小児歯科

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