しらかわブログ

うま味の話

2019年5月29日 (水)

鏡の前で舌をべーっと出してみましょう。よく見ると突起がたくさんあると思います。

舌の真ん中付近にある大きめの突起や舌の側面にあると溝のような部分、舌の付け根付近にある大きめの丸い突起には「味蕾(みらい)」という器官があります。

「味蕾」は「触覚、嗅覚、視覚、聴覚、味覚」の五感のうち、「味覚」を司っています。

味覚には「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「うま味」の5つがありますが、19世紀までは味は「甘・塩・酸・苦」の4つであるとされていました。しかし1908年に日本人の研究者が「グルタミン酸モノナトリウム塩」という物質が「甘・塩・酸・苦」のどれとも説明できないということを発見し5つ目の味として発見されたのです。

このグルタミン酸が日本人にはなじみのある「うま味」を感じさせる物質なのです。

海外ではこのグルタミン酸が料理にあまりなじみがないことで、あまり知られていませんでしたが、2000年にうま味受容体が発見され、広く認知されるに至りました。

現在では、料理の味に深みを出す存在として、料理に無くてはならない成分となっています。

味覚は口腔清掃状態が悪いと衰えてしまうと言われています。

料理をおいしく食べるためにも、お口の中は綺麗にしておきましょう。

お口の汚れが気になる方は、しらかわ歯科クリニックへご相談ください。


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