しらかわブログ

日本と欧米の矯正に対する意識の違い

2018年7月23日 (月)

日本と欧米では矯正に対する考え方が違います。
欧米では日本ほど表側の矯正を嫌がる人が少ないと言います。
その理由はいくつか考えられます。

 

1.矯正治療を受けている人が多い
アメリカ矯正歯科学会によると、2015年にはアメリカで400万人以上が矯正治療中でした。
それほど矯正治療が浸透していると、ワイヤー矯正の珍しさがなくなり、誰も気にしなくなるのでしょう。
なぜなら周囲にも矯正治療を経てきれいな歯並びを得た人が沢山いるわけですから。

 

2.矯正治療を受けられるということが自慢になる
欧米でも矯正治療は費用の安い治療ではありません。
そのため、受ける人が多いとはいっても、経済的な理由で受けられない人も中にはいます。
また、歯の健康に対する意識が低く、関心がないという人もいるでしょう。
そういったことから、矯正治療を受けるということは、きちんとしていることの表れとも言えます。
ワイヤー矯正は歯並びが悪いことの証拠ではなく、健康的な笑顔を手に入れたいという意思表示なのです。

 

日本でも矯正治療を受ける人が増えれば、矯正装置に対する抵抗感は薄れてくると考えられます。
矯正装置が目立って嫌だからという理由で放置していても、歯並びや噛み合わせの悪さは治りません。
矯正をするのが変わっているのではなく、悪い噛み合わせを放置することが良くないのだという風に、日本でも意識が少しずつ変わっていけば良いなと思います。


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