歯石とは歯の表面に付着した歯垢が唾液中のカルシウムやリンなどの
ミネラル成分を取り込み硬くなったもので、こうなると歯ブラシでは除去できません。
実をいうと、歯石自体は悪さをしないのですが歯石は気泡がたくさんあって
軽石のような状態となっており、その隙間がお口の中の細菌の格好の住処に
なってしまうとので困るのです。
そこで歯石がたまってしまうと歯科医院で取り除いた方がいいのです。
特に、上の奥歯の頬側、下の前歯の裏側に付きやすいです。
歯周ポケット内に付着した歯石は、より歯ブラシが届きにくく歯周病の悪化を
招きます。
歯石除去により歯肉炎の解消、歯周病や歯の根元の虫歯予防につながります。
歯石除去法としては歯石除去する道具のことをスケーラーと呼びますが
手に持って使用する手用スケーラーで除去する方法とスケーラーの先端が超音波の
微振動が歯石を粉砕していく超音波スケーラーを使用する方法があります。
手用スケーラーは時間がかかりますが歯には優しく仕上がり具合が術者の技量に
左右されることがあります。
一方、超音波スケーラーを使用する場合は能率がいいので多量の歯石をある程度
取り除くのには適していますが、振動や発生する音、歯の根元付近ではしみる
ことが不快に感じることも考えられます。
その対策として状況次第では麻酔することもあります。
使い分けすることが大切でしょう。
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カルシウムには骨や歯を作る役割がありますが、永久歯の場合は直接的に歯が脆くなることはありません。問題がみられるのは歯が未完成の頃のカルシウム不足です。歯の内側に存在する象牙質はカルシウムでできており、歯が作られるタイミングで不足していると脆くなる可能性があります。小学校に通っている間はカルシウムを積極的に摂取するほうがいいでしょう。
しかし、大人になったらカルシウム不足の影響がまったくないというわけでもありません。歯を脆くする直接的な原因ではなくとも、慢性的なカルシウム不足は歯周病や骨粗鬆症を誘発する可能性があるからです。また、唾液の力の一つである再石灰化(自然修復)が期待できない状態となり、虫歯のリスクも上がります。虫歯は細菌の出す酸によってエナメル質のカルシウムやリンが溶け出して徐々に穴があいていく疾患です。唾液には溶け出したカルシウムやリンを歯に戻す力があるため、カルシウム不足だとその働きが妨げられるというわけです。
自分の歯を一生使い続けるためには、過度なカルシウム不足は避けなければいけません。お口だけでなく全身の健康にも関わるため、子どもの頃は積極的に、大人になっても意識してとるようにしましょう。
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ストレスなどによって生じる悪習癖の1つに食いしばりがあります。
歯と歯を噛み合わせて力を入れる、というイメージがある食いしばりですが、歯と歯がくっついたら、それはもう食いしばりだと知っていましたか?
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