歯科医療は年々進化を遂げていて、術式、薬剤、医療機器と様々な分野での技術発展がそれを後押ししています。

手術を伴うような治療には痛みが付きものであり、そのために麻酔がありますが、近年では痛みがより少ない治療法も適用されてきています。
その一つが当院が採用している炭酸ガスレーザーです。これは炭酸ガスを媒質にし、目に見えない赤外光を出し、メスの代わりに歯茎を切開することができます。

主な効果としては痛みを取ること、炎症を早く治すこと、免疫機能を高めることです。以下にレーザー治療が可能な症状をご紹介します。

歯周病

歯周病は病原菌が炎症を起こし、歯周組織を破壊する病気です。歯肉炎がみられる歯周ポケットにレーザーを当てることで、歯周病原細菌を蒸発させます。

治療後しばらくすると、出血や痛みがおさまり、治りを早くします。その後歯石除去などの仕上げを行います。

口内炎

炭酸レーザーガスの効果の一つは炎症を早く治すことです。そのため、アフタ性口内炎の治療にも効果があります。

全く無痛ではありませんが、痛みもほとんどなく、口内炎が消えます。治療後は傷跡を舌で触ったり、手で触れたりしないようにしましょう。