通常、体の表皮から血が出るときには痛みを伴うものです。
例えば、皮膚を切れば痛みとともに血が出ますよね。
でも歯肉炎(軽度歯周病)になると、歯磨きの際に血がにじむのに、不思議とズキッと痛んだり、しみたりはしません。
なぜ血が出るのに痛くないのでしょうか。
これは免疫システムが歯周病原細菌と戦うことで歯肉に炎症が起き、毛細血管が集まっているところを歯磨きでこするために起こる出血なのです。
このとき、歯肉はブラシによって傷ついていますが、ズキッという切り傷のような痛みはありません。
しかし、歯と歯肉の隙間に歯周ポケットができているため、極細毛のブラシを使っていると、そこに毛が入り込むことでチクチクと痛いような、痒いような感覚を伴うことがあります。
健康な歯肉には歯周ポケットはないため、本来そのような痛みは起こりません。
症状が改善されることで出血は止まり、痛まなくなるでしょう。
一生懸命磨いても症状が変わらない場合は、当院へお越しください。
歯周病の治療を行います。
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局所麻酔の注射は刺すときと麻酔薬を注入するときに痛みを感じやすくなります。
つまり、この2点に工夫を施せば麻酔注射もその後の治療も、ほとんど痛みを与えることなく行うことが出来ます。
注射を刺す際の痛みは想像がしやすいかと思います。
当然針が入るため、チクっとします。
麻酔薬は注入箇所の組織を広げることで浸透していきます。
このスピードが速かったり、麻酔液が冷たかったりすると痛みにつながります。
そのため、ゆっくりと人肌に温めた麻酔液を注入する方が痛みは少なくなります。
今は直径が0.4㎜、0.3㎜、0.26㎜の針が一般的に使用されており、昔よりも細くなっています。
そのため、表面麻酔をしなくても痛みはかなり少なくなりました。
昔の麻酔注射を経験したことがある人には、拍子抜けする人もいるかもしれません。
昔の麻酔注射は今よりも太いだけでなく、切れ味が悪く、それも痛みの原因となっていました。
その当時の経験が原因で今でも歯医者が嫌いな人は多くいらっしゃいます。
しかし、これはとてももったいないことです。
今は昔よりも注射がかなり改善されていていて、そのうえ更に表面麻酔を施すこともできるためです。
歯医者を怖がって自己流のケアを行っていると、ますます疾患が進行し、大きな治療が必要となってしまう可能性があります。
当院でもできる限り痛みを感じない治療を行っておりますので、ぜひご安心してお越しください。
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入れ歯は痛い、噛めないというイメージをお持ちの人は多いと思います。
その原因は入れ歯がお口に合ってないからで、全ての入れ歯が合わないわけではありません。
精密な入れ歯を製作するには、型取りと調整の長い工程が必要です。
しかし、保険診療では素材や費用の限界もあり、調整に限りがあります。
一方で、自費診療であれば、最大限合うまで調整が可能です。
そのため、自費診療では精密な入れ歯が作製できます。
合わない入れ歯を装着すると、強すぎる力がかかったり、反対に力が全く伝わらず顎の骨が減ってしまうことがあります。
しっかり合った入れ歯を装着すれば、食事や会話も楽しめ、お口の変化も抑えられます。
入れ歯にお悩みの方は自費診療による入れ歯も検討してみてはいかがでしょうか。
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極細歯ブラシに替えたら歯肉から血が出てきたという方がいます。
診察してみないと断定はできませんが、それは歯肉炎を起こしている可能性があります。
極細の毛は歯周ポケットに入り込むため、炎症を起こしていれば、出血します。
まずは歯医者に行って、歯石を除去し、正しいブラッシング指導を受けることをお勧めします。
ところで、極細毛とそうでない歯ブラシの違いは分かりますでしょうか。
極細毛は上述の通り、歯周ポケットに入り込むブラシです。
しかし、これでは細く柔らかすぎて歯垢を取ることができません。
そのため、通常プラークコントロールには極細ではなく、普通の毛のブラシを使用します。
毛先でやさしく撫でるようにして歯垢を取ります。
また、安価すぎるものや宿泊・入浴施設などにある無料の歯ブラシは毛先の加工が粗いことがあります。
これでは歯肉を傷つける可能性があるため、あまりお勧めしません。
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歯周病予防に大切なのは歯垢を取ることであり、ブラッシングです。
しかし、それだけで歯周病が治るとお考えの方もいらっしゃるかもしれませんが、歯石がついてしまうと、ブラッシングだけでは元の健康な歯には戻すことはできません。
なぜならば、歯石は歯ブラシでは除去できないためです。
そして、この歯石があるということは細菌が繁殖しやすい環境が整っている可能性を示唆しています。
ケアの不足が歯石の堆積という結果になります。
歯石を除去し、細菌が溜まらないように定期的に歯科医院でお口の中をキレイにすることが歯周病予防に大切です。
歯肉炎の兆候を見つけたら、ブラッシングだけで治そうとせずに、まずは検査にお越しください。
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