しらかわブログ

寒さと歯軋り、食いしばりの関係

2025年1月20日 (月)

以前にも歯軋り、食いしばりについてご紹介しましたが、今回は寒さとの関係性について着目したいと思います。

 

寒い季節になると体が縮こまって緊張し、無意識に肩や首に力が入ってしまいます。この緊張は顎の筋肉にもおよび、歯軋りや食いしばりを促す要因です。特に、寝ている間は寒さから身を守ろうとする本能的な反応として、全身に力が入りやすくなります。

また、冬場は室内と室外の温度差が大きいため体が緊張状態となりやすく、口周りの関節や筋肉に負担をかける原因にもなります。このように、寒さによるストレスは私たちの体にさまざまな影響を与えます。

 

歯軋りや食いしばりが続くと、歯の摩耗や顎関節症、さらには頭痛などの症状が現れる可能性があり、健康にとって良い状態とは言えません。すぐにできる対策として、寝る時は適切な室温管理を心がけることや、筋肉の緊張をほぐすために首や肩のストレッチなどを試してみるといいでしょう。日中も意識的に顎の力を抜くよう心がけ、定期的な運動で体全体の緊張を和らげることが大切です。

 

さらに、マウスピースの使用も効果的な予防法です。歯科医院で作製する専用のマウスピースは、歯への負担を軽減してより良い睡眠をサポートしてくれます。歯の食いしばりや歯軋りで気になる症状がある場合は、お気軽にご相談ください。専門的な方法も含めた適切な対処法をご提案します。
寒い季節は、体調管理としてお口の健康にも気を配ってくださいね。


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