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インフルエンザ予防にも口腔ケアが重要?

2024年12月24日 (火)

寒くなると、インフルエンザが流行する季節になります。予防する方法として手洗い・うがい・予防接種などがよく知られていますが、実は口腔ケアも大切な役目を持っています。

 

お口の中にはさまざまな細菌が生息しており、体内の免疫力を低下させる原因となるものも含まれています。口腔ケアが不十分になると、これらの細菌が繁殖し、唾液中の免疫成分の働きが阻害され、ウイルスが体内に侵入しやすくなります。特に、歯周病菌は全身の炎症反応を引き起こし、免疫力を低下させることが知られています。さらに、冬は特に乾燥しやすいため、唾液の分泌量が減少し、細菌やウイルスが増殖しやすい環境になりがちです。

 

細菌を抑制するための具体的な対策として、定期的な歯科クリーニングや自宅でのブラッシング、デンタルフロスの使用が挙げられます。日常的に口内環境を清潔に保つことはもちろん、インフルエンザの感染リスクを軽減する効果が期待できるでしょう。また、水分補給やガムを噛むことで唾液の分泌を促進することも有効です。こうしたケアは、年齢を問わず実践できる予防策として、家族全員で取り組みたいものです。

 

口腔ケアは健康な生活を支えるだけでなく、病気の予防にも貢献します。この冬は、普段行っている感染症対策に加え、口腔ケアの習慣を見直し、インフルエンザの対策をしてみませんか?


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カテゴリー: 豆知識

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