最近人気があるマウスピース矯正では、患者様ご自身で装置を着け外しする必要があります。過去にマウスピース矯正についてご紹介( マウスピース矯正「インビザライン」の歯が動く仕組みとは?)しましたが、適切な装着時間はどれくらいでしょうか。もし装着時間が守られなかった場合、どのような不具合が考えられるのでしょうか。今回は少し踏み込んで装着時間についてご紹介したいと思います。マウスピース矯正を行っている方はもちろん、ご検討の方にもぜひ知って頂きたいと思います。
マウスピース矯正では、マウスピースを1日20時間以上装着することが大切です。つまり、外していられるのは食事中や歯磨き+α程度の時間と考えていいでしょう。マウスピース矯正は、マウスピースを歯に装着して力を加えることで歯を動かします。そのため、外したままだと歯に力が加わらず、歯が元の位置に戻ろうとする「後戻り」の原因となります。
20時間以上装着出来ないことが続くと、治療期間が長引いて計画通り進まない、マウスピースが合わなくなって作り直す必要が出てくるといったリスクが発生します。計画通りに矯正を進めるためにも、マウスピースの装着時間を守るようにしましょう。「1度外すと、つい着け忘れてしまう」という方は、同居している人に声掛けをお願いする、目につくところに忘れないようなメモを残しておくなど工夫をして、マウスピースの装着時間を守れるようにしましょう。
カテゴリー: 矯正治療
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