食事中や歯を磨いているときに歯がグラグラすることはありませんか。あるいは、舌で押すと歯がグラつく感覚があるという方もいらっしゃるかもしれません。「歯や歯ぐきが弱ってしまっているのかも？」、「抜歯しないといけないのかな？」と心配になりますよね。

今回は、歯がグラグラする原因とその対処法についてご紹介します。

原因は主に下記が考えられます。

 
・歯周病
・歯ぎしり、食いしばり
・歯のかぶせ物や土台が外れている

歯周病が原因の場合は、そのまま放置してしまうと最終的に歯が抜けてしまう場合もあります。
歯周病は段階によって治療法が異なりますが、そこまで進行していない場合は、歯の汚れや歯石を除去することで歯茎を引き締め、グラつきを止められます。その後は定期的なメンテナンスを続けることで悪化を防ぐことができます。症状が悪化してから治療を行う場合は、外科的な手術を伴ってしまうため、すべてを回復させるのは難しいケースが多いです。

歯ぎしりや食いしばりが原因の場合は、歯に強い圧力がかかってしまうことで、歯にグラつきが起こります。寝ている時に歯ぎしりや食いしばりをしてしまう方は、就寝時に専用のマウスピースを装着することをおすすめします。

歯の治療に用いたかぶせ物や土台が外れてしまった場合も、歯がグラグラすることがあります。歯の状態によって対処法が異なるので、歯科で診察してもらいましょう。いずれの場合も、なるべく早めに歯科での診察、処置を行うことが重要です。歯がグラグラする、と感じたら、むやみに指や舌で押したり触ったりせず、すぐに歯科に相談しましょう。