しらかわブログ

治療中に歯にゴムのシートをかける理由は?

2021年9月1日 (水)

大きな虫歯の治療をしている際に、歯にゴムのようなものをかけられたことがある方はありますか?
治療する歯以外をゴムのシートで覆う方法をラバーダム防湿法と言います。
これは、唾液が治療中の歯の中に入ったり、薬剤が粘膜に付かないようにするためのものです。
なぜ唾液を防御するのかというと、唾液が付くセメントなどが付きにくくなるのと、唾液が歯の中に入ってしまうと内部で虫歯になってしまうからです。

 

ほかにも、ラバーダム防湿法を行うことで、つめ物・かぶせ物の誤飲を防いだり、ほかの歯が視界から排除されることで治療しやすくなったり、ミラーが呼気で曇りにくくなったりするメリットもあります。

 

治療中に歯にゴムをかけられたら、「これはつめ物・かぶせ物などをより長持ちさせるためにしているんだ」と認識していただけたら幸いです。


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