痛みはないけど、歯茎から血が出る、というご相談を受けることがあります。
生活に支障が出ることは少ない症状ですが、放置すると症状が悪化することがあります。
歯茎から出血するのは、歯茎に炎症が起こっているからです。
ではその炎症は何故起こっているのでしょうか?
歯茎に炎症が起こる原因はいくつかありますが、ほとんどが磨き残しです。
「毎日ちゃんと歯を磨いているのに」と思うかもしれませんが、残念ながら、人間が自分の手で頑張って磨いても、平均すると40%くらいは磨き残しがあると言われています。
磨き残しがあると、その食べ物に歯周病菌や虫歯菌といった細菌が集まってきます。
細菌は磨き残しを食べ、毒素や酸を放出するので、身体はそれを防ごうとします。
細菌を退治するために白血球などの細胞が働くのですが、これらをたくさん細菌のいる場所へ運び、放出するために、一時的に血管の壁が薄くなります。
血管の壁が薄くなると、血液の色が明瞭になるため、歯茎が赤くなったように見えるのです。
また、血管が薄いため、ちょっとした刺激(歯ブラシなど)でも出血するようになります。
歯茎からの出血は、歯磨きがうまくできていない合図かもしれません。
歯周病は、進行すると治療が難しい病気です。
しらかわ歯科クリニックでは、お口のクリーニングを受けることができます。
お早目にご相談ください。
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