しらかわブログ

2週間経っても口内炎が治らない

2019年2月6日 (水)

前回、口内炎は2週間経って治らなければ、歯科医院を受診した方が良い、ということをお話ししました。

今回は、2週間経っても治らない口内炎には、どんな危険性があるのか、というお話です。

1か所に限局した口内炎が2週間経っても治らない場合、歯科医院では2つの可能性を考えます。

1つは慢性的な機械的刺激、もう1つは口腔粘膜疾患です。

慢性的な機械的刺激とは、長期間にわたる、物理的な刺激のことです。例えば、むし歯などができて歯が欠けてしまうと、尖った部分ができ、唇や口の中を噛みやすくなります。この場合、むし歯を治療すれば、噛み合わせも安定し、口内炎ができにくくなると予想されます。逆に、むし歯を治療しなければ、ずっと口内炎は残り続ける可能性もあります。こうした刺激が長期間続くと、粘膜に異常をきたし、腫瘍などができてしまう可能性もあるので、早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

口腔粘膜疾患は、口の中の歯以外の部分にできる異常の総称です。

口内炎のほか、水膨れのようなものから口の中にできるがんまで、お口の中には様々な異常が現れる可能性があります。

来週はよく見る口腔粘膜疾患についてお話ししたいと思います。


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