しらかわブログ

歯石は何でできているの?

2018年4月9日 (月)

歯磨きがきちんとできていないと、歯の表面の歯肉付近にできる歯石――。
一度できてしまうと歯磨きでは取れない、この物質はなにでできているのかご存知ですか?

 

歯石は歯垢と唾液や血清中のカルシウムイオンが結合し、石灰化したものです。全て同じ歯石かと思われるかもしれませんが、主に二種類が存在します。

 

一つは、歯の表面の歯肉付近にできるもの。
これは先述の唾液由来の歯石です。
唾液腺に近い歯によくできる傾向があります。

 

もう一つは歯肉の下にできる歯石です。
これは歯肉炎が進行していると起こる症状です。
歯肉溝の滲出液からできていて、黒褐色をしています。
根面にこびり付いているため、除去が比較的難しいのも特徴です。

 

歯石を溜めてしまうと、歯周病原細菌の温床となります。
進行しないように、歯石除去を定期的に受けるようにしましょう。


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