しらかわブログ

タバコで歯肉が黒くなるわけ

2017年12月24日 (日)

近年のテレビの高画質化、放送のデジタル化に伴い、テレビに映る人も随分と細部まで見
えるようになりました。
先日はテレビを見ているときに、歯肉が比較的黒ずんだ方が目に付きました。

 

おそらく喫煙をされているのだと思いますが、どうして喫煙をすると歯肉が黒くなるので
しょう。
部屋の壁が黄色くなるように、歯肉にタールが付くからでしょうか。

 

実はこれは喫煙によるメラニン色素沈着なのです。
タバコを吸うとビタミンCが消耗され、メラニン色素が粘膜で産生されることで起こります。
歯肉だけでなく、唇も黒ずむことがあります。
これを治すには歯科医院でガムブリーチングやレーザー治療を受ける必要が生じます。

 

タバコの煙には約200種類もの有害物質が含まれています。
様々な悪影響を与え得る嗜好品ですが、お口に関して言えば、他にも歯周病の悪化や血行不良、治癒不全などを招くおそれがあります。

 

最近ではタバコの値上がりや喫煙所の制限によって、ますます喫煙者の肩身は狭くなっている一方ですが、もしも禁煙を考えているのであれば、やはり止めるに越したことはないでしょう。


カテゴリー: スタッフブログ

  • 患者様の声
  • しらかわブログ