デンタルフロスは商品によって糸の太さ、ワックスの有無などに違いがあります。
糸の太さは歯間の隙間に合わせます。
間が空いている方は太めのものを、間が狭い方は細めのものを使うといいでしょう。
ワックスの有無についてですが、これにはワックスがないとキシキシして歯間に入りにくい一方、ワックス
が付いていると簡単に入るという違いがあります。
ワックスと言えば、床に塗るものから髪の毛につけるものまで様々ですが、このフロスに付いたワックスとは、何なのでしょうか。
これはビーズワックス、つまり蜜蝋です。
もちろんフロスに塗られているのは医療用ですが、木工用であれば表面に皮膜をつくり、
つやを与え、防腐作用をもたらしてくれます。
それならワックス付きのフロスにしようと思うかもしれません。
しかし、実はワックス付きのフロスよりも、ワックスなしのフロスの方が汚れの除去率は
高いのです。
フロスは歯垢を絡めとり、束の内部にしまいこむという仕組みで掃除をしています。
ワックスが付いていることで、束がまとまりやすくなっているため、その分歯垢が取りに
くいのです。
とはいえ、ワックス付きフロスであっても、フロスを行わないよりは汚れの除去率はかな
り高くなります。
つまりはワックス付きフロスはきしみに慣れない方向きということです。
慣れてきたらワックスなしのものがお薦めです。
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